


これからの家づくり、ガレージがただの車庫じゃもったいない!
おすすめはガレージに書斎スペースを作ること。
書斎は映画やテレビ、読書、マンガ、ゲーム、ネットサーフィンなど、すでに作られたものを楽しむ受動的な趣味の空間として、知識や感性を磨いたり蓄えたり出来ます。
まさにガレージにピッタリ!
そして、家全体の間取りの中で書斎とガレージをそれぞれ検討するよりも、ガレージの隣に個室であったりガレージ内に併設で考えた方が家づくりが遥かにラク!
この記事では、2015年に念願のガレージハウスを建てたハーレー乗りの筆者が、これからの家づくりで大切な『ガレージライフ』について詳しく解説!
この記事を読むことで、ガレージに書斎を作るために必要な知識と選択肢が得られ、自分に合った書斎スペースの検討が始められます!
テレワークや在宅勤務も、ガレージならちょっとしたスペースを利用して上手に活用できそうです。
ガレージと書斎の在り方について計画する場合は、以下のステップで着手するのがおすすめ!
ガレージと書斎の検討5ステップ!
①クローズ型(ガレージ隣に配置)
②オープン型(ガレージ内に併設)
個室にするか間仕切りくらいで良いか。
・書類や書籍、文房具等の量
・ノートPC、デスクトップPC
・画面インチ、使用台数
・プリンターはA4かA3か、等
必要な量を最低限に絞る。
・照 明:ブラケット、シーリング、卓上、他
・電 源:100Vコンセント、USB、他
・通 信:ネット回線、Wi-Fi、他
・冷暖房:エアコン、ファンヒーター、他
・換 気:壁換気扇、天井ファン、他
コンセントの数に余裕を持たすか、使う家電を限定するか。
①デスク
・寸 法:幅・奥行・高さ
・材 質:木、鉄、化粧合板
・仕 様:高さ調整機能、引き出し、スライド
・調 達:既製品、造作特注
②チェア
・寸 法:座面、幅、高さ、背面、肘掛け
・材 質:レザー系、ファブリック系、他
・仕 様:高さ調整機能、ロッキング機能
・調 達:既製品、メーカー特注
③本棚・書庫
・寸 法:幅・奥行・高さ
・材 質:木、鉄、化粧合板、他
・仕 様:扉、引き出し、仕切り
・調 達:既製品、造作特注
姿勢に合った専用デスクを選ぶ
・必要な業務、作業に適した計画であるか
・他の家族も共用予定のあるスペースか
・将来的に他の用途にも転用可能なスペースか
・得られる有益性は適切な予算範囲であるか
・もっと工夫できる点はないか(予算・配置等)
ここで改めて確認!
実際にはSTEP1~5を行ったり来たりして考えを深めたい。
ガレージのある家づくりで後悔しないためには、事前の情報収集も大切です。
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ガレージに隣接する書斎「クローズ型」は、敷地や間取りの面積に余裕のある人や、ガレージスペースがそれほど大きくならない人におすすめ!
書斎クローズ型に共通するメリット・デメリットは以下の通りです。
※寸法は検討の目安(単位:mm)
木造在来工法における柱105角からの芯々に対し、胴縁をt25㍉、石膏ボードをt12.5㍉として算出しています。実際の寸法については設計図面等から確認して下さい。
狭いとは言え、1畳あればパソコンデスクと椅子くらいは置けます。ただし、出入り口の位置と扉の仕様に注意。
1畳の場合、隣接する間取りのと都合を付けて何とか長辺方向に出入り口を設けたいところ。
そうする事で、かろうじて小さな本棚も置けそう。
長辺方向からの出入りであれば、”引き戸”でも”開き戸”でも室内空間は一緒。
ただしウチ開き戸は室内空間が狭くなるので注意。
また、室内側で引き込む引き戸にすると、活用できる壁面が減る。
一方、短辺方向に出入口を設けざるを得ない場合、使い勝手が大きく変わってきます。
扉を開けたらデスクと椅子がドカンと視界に入るだけなので、潔くデスク奥行600にするのもアリ。
短辺方向からの出入りであれば、引き戸でも開き戸でも室内空間は一緒。
ただしウチ開き戸は室内空間が狭くなるので注意。
特にこのパターンは、何としてもウチ開き戸は避けたい!
書斎スペースも1.5畳であればそれなりに使い勝手は良くなるので、書斎クローズ型の場合はこの広さから検討を始めたいところです。
まずは1.5畳を正方形に近い形状にして検討。
引き戸でも開き戸でも室内空間は一緒。
ただしウチ開き戸は室内空間が狭くなるので注意。
なお、室内側で引き込む引き戸にすると、活用できる壁面が減る。
このパターンの方が、収納を増やす事が出来そう。
長辺方向からの出入りであれば、引き戸でも開き戸でも室内空間は一緒。
ただしウチ開き戸は室内空間が狭くなるので注意。
今度は1間半をヨコに並べた配置。
細長い印象ですが、それなりに使い勝手が良さそう。
長辺方向からの出入りであれば、引き戸でも開き戸でも室内空間は一緒。
ただしウチ開き戸は室内空間が狭くなるので注意。
なお、室内側で引き込む引き戸にすると、活用できる壁面が減る。
いよいよ2畳です。
2畳もあればもう、何だって出来ちゃいます。
(けっこうすぐに限界は来ますが)
L型のデスクだって置けちゃいます。
2畳スペースは正方形を基本として検討。
引き戸でも開き戸でも室内空間は一緒。
ただしウチ開き戸は室内空間が狭くなるので注意。
なお、室内側で引き込む”引き戸”にすると、活用できる壁面が減る。
2畳スペースであれば、隣接する間取りの都合上、やむを得ずウチ開き戸となってしまっても、書斎としては何とか成立できそうです。
(理想は外開き)
2畳分のスペースを長方形にしたレイアウトです。
長辺方向からの出入りであれば、引き戸でも開き戸でも室内空間は一緒。
ただし室内側で引き込む引き戸は、壁面の活用が減るので注意。
デスクと棚が二列に配置されたカタチ。
リビングや廊下から、あるいはガレージから、書斎を抜けて行き来できる動線を重視したレイアウトです。
『Ⅱ型』の重要ポイントとして、扉を片側へ寄せない事で室内の四隅壁面を確保するという点があります。
何かの部屋に併設して、その一角にデスクを配置するタイプを書斎オープン型と呼びます。
室内のインテリアや調度品の雰囲気とマッチするデスクやチェア選びが大変なポイントかも知れません。
「このスペースでする事はここまで!」と決めて、際限なく仕事部屋となってしまわない様、注意したい。
ガレージに隣接してリビングやダイニング、キッチンがあるのなら、その一角に書斎デスクを配置するのもありです。
LDK併設タイプは何と言っても、計画が手っ取り早い!という利点があります。
しかし使用感については、同居する家族の会話が聞こえてきたり、動きが視界に入ってきたりして、作業をしていても気が散り易い場面は多そうです。
集中力に優れた人に向いている環境。
ガレージに隣接して主寝室があるのなら、その一角に書斎デスクを配置するパターンも検討の余地ありです。
書斎としての専用個室ではなくとも、個室と言えば個室と言える静かな雰囲気が作れそう。
隣接する部屋にではなく、ガレージ自体に書斎スペースを設けるパターン。
もちろんガレージ内の一角にただデスクを置いてもOKですが、少し工夫を加えたパターンも検討してみましょう。
ガレージに立体的なスペースを作るレイアウト。
たとえばロフトやスキップフロア、階段下スペースなどを有効活用するパターンです。
完全な個室ではありませんが、LDK併設タイプのデメリットを個室性を高めることで緩和できます。
エクストラタイプは書斎専用の個室ではありませんが、個室の様に独立した設備が必要になります。
ガレージを平面的に間仕切りするレイアウトです。
(写真はLDKのイメージ)
開放的にも個室的にもなる、とても便利で手法。
完全な個室よりも低予算では!?
ただしLDK併設タイプと同様に、綺麗に整えた“魅せる書斎”として、普段は引き戸を開けっ放しにしてガレージの広さや解放感を優先するのがベスト。
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オープン型でもクローズ型でも窓があれば、採光や換気といった役割のほか、リフレッシュ効果も期待できます。
ただし窓の位置や大きさについては、それぞれメリット・デメリットもあるので注意が必要。
建物は構造上、窓が無い方が有利。
従って、必ずしも希望通りの位置に窓を設けられない可能性もあるので詳しくは専門の住宅会社が行う設計確認が必要です。
どれも一長一短がありますが、間取りや構造上において問題の無い位置であれば、得られるメリットを優先して積極的に窓を設けるべきです。
調光ロールスクリーンという選択肢
お洒落な書斎に欠かせないのは、お洒落な窓回りのセレクトです。
無骨なブラインドもカッコいいですが、調光ロールスクリーンの持つ“緩やかな日差し”もあり。
天井には、ブラケット照明(ダウンライト)をおすすめします。
一般的なシーリングライトでは室内中央に取り付けるため、前かがみになった自分の頭から光を照らされて、デスク面に影ができてしまい、作業効率がとても悪くなります。
これを避けるためブラケット照明の取付位置は、室内中央ではなく、デスク面を真上から照らす位置に設置するのが理想です。
その目安は、デスク面と直交する側の「室内長さL」の1/4ぐらいを、室内中心からデスク側へ寄せた位置です。
ただし、使用する照明の種類や天井高さなどによって、適切な位置や必要な照明の数も変わってくるので、実際のプランニングでは詳細な確認も必要です。
書斎の照明は「影」に注意!
疲れにくいデスクワークを実現する為には、正しい姿勢を手に入れなければなりません。
正しい姿勢を得るには、人それぞれに合ったデスクや椅子の快適な高さの目安が参考になります。
それは、椅子の座面の高さと、差尺(さじゃく)により求める事ができます。
【快適なデスク高さの求め方】
①適切な座面の高さ = 身長 ÷4
参考:一般社団法人日本オフィス家具協会
②適切な差尺の数値 = 身長 ÷ 6
③快適なデスク高さ = ① + ②
例えば、身長173cmの人であれば、快適なデスク高さは上記計算により『72cm』と求められます。
【身長173cmの例】
・座面の高さ = 173 ÷ 4 = 43.2cm
・適切な差尺 = 173 ÷ 6 = 28.8cm
・デスク高さ = 43.2 + 28.8 = 72.0cm
あくまで目安です。
実際には体格によっても使い勝手の良さは違ってくるので、正しい姿勢でのデスクワークを追求した場合、こういう計算がベターですよ、という感じで用いて下さい。
【正しい姿勢の目安】
・座面の奥までしっかり腰かける
・背もたれに背中をつける
・両足のウラが床面につく
・ひざ下が床面から垂直である
なお、既製品のデスクでは、高さ70cm~72cmの商品が多い印象です。
したがって、どうしても正しい姿勢と一致しない場合は、座布団クッションを敷いて座面高さを調整したり、キーボードの下に板を敷いてデスク面の高さを調節するなどの工夫が必要です。
高さ調整の出来るデスクや椅子も。
リビングやダイニングに併設する書斎では、あからさまにデスクチェアを置くことで、室内インテリアの雰囲気を台無しにしちゃう場合もあります。
従ってオープン型の書斎では、機能性よりもインテリア性を重視した椅子選びになりがち。
書斎クローズ型の方が、椅子選びの選択肢は多いかも。
いずれ大切なことは、在宅勤務で疲れにくい椅子であることで、ある程度は長時間の着席も考慮しておきたいです。
そこで絶対に採用したい機能がロッキング!
背もたれが少しリクライニング出来るこの機能の重要性は、在宅勤務の要となります。
ダイニングテーブルの椅子で8時間机と向き合える?
私は絶対に腰が痛くなる。
これからの家づくり、ガレージがただの車庫じゃもったいない!
趣味を満喫するために、在宅勤務も効率化するために、ぜひガレージと書斎を一緒に検討しよう。
STEP.1
オープン型 or クローズ型
STEP.2
必要な物量の確認
STEP.3
設備の検討
STEP.4
デスク&チェアの検討
STEP.5
用途・頻度・利便性の再確認
何となくで書斎作りを始めてしまわないよう、検討のベースとなる基準をしっかりと持って住宅会社と打ち合わせを進めていきましょう。
『家づくりノート』を作ろう!
家づくりは長期戦!
まずはスロースタートで、じっくり検討する期間が大切です。
『家づくりノート』を作れば、
家族でイメージを共有しながら打ち合わせを進めることが可能!
▼家づくりノートの作り方をとことん解説!
それではぜひ、楽しいライフスタイルを !
To Be Continued …