


注文住宅による家づくりでは最初から全部ガチガチに決めてしまうよりも、住みながら手を加えていくのも楽しみ方の1つです。
とは言っても散らかってしまいがちな雑貨・小物(あるいはガラクタ)は次々と増えていくばかり。
既製品の棚でも良いですが、サイズや質感、テイストの好みを見つけるまでが大変そう。
そんな時に、取り急ぎお洒落に小物を整理できるDIYはないかと考えるなら『一枚板の飾り棚』がおすすめ!
なぜなら最も簡単で、最も自由度と凡庸性が高いから。
それでは、実際にホームセンターでの買い付けから取り付けに至るまでをまとめます。
一枚板の飾り棚にした理由は別に「棚自体が主張する事は不要!」とか、「置いて飾る小物をメインにしたい!」とか考えて取り組んだ訳ではなく、ただ手っ取り早く、乱雑に置いてあった小物を整理したかっただけ。
それほどに簡単なDIYです!
せっかく「一枚板の飾り棚」を取付けるなら、この世に1枚しか無いような板を2~3枚調達したいところですが、それだと何か月もかかりそうなので今回の材料調達は家から一番近いホームセンターで調達しました。
まず天板となる「板」には、個人的にはかなり奮発したと思う『パイン集成材』にしました。
これは通常の新築でも使われる事も多い造作材。
今回のように思い付きで始めるDIYの飾り棚には、少し勿体ない代物です。
集成材は「反り」「狂い」が無く四方四面が真っすぐなのと、お肌ツルツルなのでボクの様な素人でも塗装がし易いという利点ですね。
本当は板厚が「9ミリ」でも耐荷重的には十分なのですが、この「15ミリ」より薄いのが置いて無かったのでコレに決めました。
結果、頑丈そうに見えるので良しとします。
1枚1,080円を3枚購入。
計3,240円です。
結構しますね。。
お値段はツルツルじゃないのね。
板材(棚板)
・パイン集成材
・910×200×15ミリ
・1,080円/枚(税込)
ネットで探すなら種類も豊富!
棚受けについては木製と鉄製で悩みました。
黒いお洒落な鉄製の金物もアリかなと思いましたが、私は木製をチョイス!
決め手は何かと言われると皆さんの参考になる様な事では無いのですが、
今回、棚を付けようとしている壁が「窯業系サイディング」の面(いわゆる外壁材)なので、鉄製だと面の凸凹に合わせて「しなって」くれないかなぁと思った訳です。
一般的な室内であれば、黒い鉄製や鋳造製品もカッコいいと思います。
3枚の棚板なので棚受は6コ購入しました。
板受け材
・木製(合板)
・140×R35×140(厚さ12)ミリ
・耐荷重10kg
・使用ビス径目安:4.0ミリ
・218円/個(税込)
塗装不要の金具は種類豊富!
はい!ここから一気に適当になります。
何せ、それほど違いが分かりません。
とにかく「一枚板の飾り棚」にヴィンテージな雰囲気を持たせるためにひたすら塗るだけです。
まず塗料についてですが、購入前に抱いていたイメージは「水性」と「こげ茶色」という点のみ。
あとは何とかなるだろうという感覚で商品陳列棚へ行きました。
まず「水性」である事で、使い終わった刷毛が水で洗えるということ。
油性だと塗料を希釈するにしても使い終わった刷毛を洗うにしても、シンナーを使わないといけない、という薄っすら知識。
で、ちゃんと刷毛を洗わないと毛先がカチコチに固まってしまう、という印象です。
次に刷毛についてですが、これはもう超適当に選びました。
何なら100円ショップで買ったヤツもあったので、これは予備的な購入です。
しかし!
買っておいて良かったホームセンターの刷毛!
このあと、塗りやすさが全然違うという事に気づかされます!
水性塗料
・屋内外シリコン多用途200㎖
・チョコレート色
・698円/缶
万能刷毛
・幅75×長235×厚25㍉
・毛丈40㍉
・148円/本
塗料は水性シリコンが便利!
20:00です。
最初は「木製棚受」だけ塗ってみようって感じだったんです。
ほんの試し塗り♪
新しい塗料と刷毛、
ちょっとワクワクしながら開封して試し塗り、のはずが、、
がっつり塗り始めてしまった!
しかも片面ずつ乾かしながらで、
なんかもう、持つとこ無いんですけど、、
照明が暗くて塗りムラがよく分からんのですけど、、
教訓。夜のDIYはやめた方がいい。
それでも何とかかんとか、途中すこし飽きながらも全て塗りました。
でも100円ショップの刷毛しか持っていなかったら塗れてなかったです。
アレはアレで小口を塗る程度であれば使い勝手は良いのですが今回の様に塗面が板全体だと、ホームセンターで購入するくらいの刷毛じゃないとキツイ。
念のため買ってて良かった万能刷毛!
また、今回「一枚板の飾り棚」に用いた棚板は集成材ですが、コレが正直ちょっと高く付いたなぁと思っていたところ、
この板が本当に塗りやすくて助かりました。
表面が滑らかなので下地処理も不要です。
調子に乗ってヴィンテージな古材とかにしなくて良かったです!
という事で、翌日は壁へ取り付けます。
はい、打って変わって朝6:30です。
一枚板の飾り棚、取り付け開始の時間。
家族は迷惑そうです。
流れとしてはまず、
木製棚受を壁面に2個(両サイド分)取り付ける。(上写真①)
次に、
板をその上に乗っけて、木製棚受の方から上向きにビス止め。(上写真②)
簡単に言えばコレだけなのですが、もうちょっと詳しく説明します。
棚を取り付ける位置に赤鉛筆など分かりやすい色で線や目印を付けておきます。
この時、「木製棚受」の取り付く位置が、下地材(柱や間柱、胴縁等)のある場所である事を十分に確認する事が重要です。
私の場合はさらに窯業系サイディング(いわゆる外壁)面への取り付けだったので、まず、振動ドリルで下孔を開ける必要がありました。
「木製棚受」材を壁面に当てたまま下孔を開け、それがその位置からズレないよう、インパクトドライバーに持ち替えて続けて木工用ビス65ミリを打ち込みます。
1か所止めたら「木製棚受」を抑えていた手を離して、微調整やら位置の再確認をします。
あとは水平を確認しながらこの繰り返しです。
普通に石膏ボードの部屋だったらもっと簡単でしたね。
この下孔開け作業があった為に、少し予定よりも多くの時間が掛かってしまいました。
ドリル穴あけ&ビスもみ DIYの強い味方!
はい!という事で無事、一枚板の飾り棚が完成!
とっ散らかっていた物も無事、棚に並べました。
作業に要した時間
・塗装作業:約3時間
・取り付け:約1時間
・飾り付け:約15分
掛かった費用
・パイン集成材:3,240円
・木製棚受け材:1,308円
・水性塗料 : 698円
・万能刷毛 : 148円
合 計 :5,394円
棚は三段なので、一段1,798円という事になります。
この費用が「高い」か「安い」かで言ったら、
くっそ高いですね。
でも今回取り付けた場所に合う既製品の棚ってなかなか無かったので、「夜の塗装」という貴重なDIY経験と合わせて、自分的にはOKです。
もはやオーソドックスすぎて、DIYネタとして記述するのも恥ずかしいくらいなのですが、
私的にはこの「一枚板の飾り棚」、永遠に強く推したい。
棚自体に主張の強い袖壁やデザインとしてのくり貫き等が一切無く、実にシンプルでカッコいい味付けがいくらでも可能。
一枚板の飾り棚は、飾る物によってヴィンテージ風やレトロ風になったり、モダンにもエモーショナルにも成り得るというのが良い点です。
気分転換の模様替え(陳列の入れ替え)にも最適!
注文住宅の検討の際は、その後の生活に『余白』を残しておく楽しみ方もおすすめ。
『家づくりノート』を作ろう!
家づくりは長期戦!
まずはスロースタートで、じっくり検討する期間が大切です。
『家づくりノート』を作れば、
家族でイメージを共有しながら打ち合わせを進めることが可能!
▼家づくりノートの作り方をとことん解説!
それではぜひ、楽しいライフスタイルを !
To Be Continued …