


当ブログは、ガレージライフをエンジョイしよう!というコンセプトで運営していますが、その中にはガレージDIYというテーマがあります。
それは、ガレージというスペースでDIYすることやガレージ自体をDIYで作ることまで、ガレージライフの楽しみ方の1つとして大切な要素です。
そんなガレージDIYで、絶対に欠かすことの出来ない電動工具があります!
それが、インパクトドライバー!
電動でネジ回しや孔開けが出来るヤツですね。
私もガレージに飾り棚を作ったりして遊んでいますが、インパクトドライバーは本当に便利です。
インパクトドライバーが1つあれば、DIY作業が捗ることはもちろん、そもそもこれが無いと成立しない作業もあったりするので、一家に一台は持っておきたいところ。
しかし、いざ!インパクトドライバーの購入を検討してみようにも、安価なものから高級品までたくさんの種類があって、どれを選べば良いのかよく分からない感じもします。
プロの職人が使うような高級品を選べば、性能的には間違いない事は知ってるけど、でもそれって10万円くらいしますよね!?
もっとDIY初級者・中級者にも手が届きそうな商品で、さらに“安物買いの銭失い”とならないために必要な情報が欲しいと思いませんか!?
出せても1万円台が限界!
インパクトドライバーは価格によってどう違うのか、DIY作業にどう影響するのか、専門用語が多くてよく分からない!という方へ!
この記事では、1万円台で購入できるインパクトドライバーについて、その性能表示から費用対効果の面で詳しく解説しています!
この記事を読むことで、自分に合ったそれぞれのDIYシーンで最適なインパクトドライバーを選ぶことが出来ます!
一般に「ネジ」とは螺旋(らせん)状になった固着用品の総称を指し、ビスもボルトもナットも全てネジに分類されますが、いずれもドライバーの先端がネジ頭の形状に合えば回すことが可能です。
この時、製品のカバーを取り外すなど、すでに取り付けられているネジを緩めたり締め直したりするような繊細な作業には、インパクトドライバーよりもドリルドライバーの方が適しています。
インパクトドライバーの大きな特徴は、孔(あな)の開いていない部材にも打撃・衝撃を加えながらビスを打ち込んだり、ボルトナットを強力に締め付けたりするパワーがある点です。
インパクトドライバーは先端のビットチャックを引っ張って緩め、ビットを差し込んで使います。
ビス回しにはプラスやマイナスビット、ボルトナットの取り回しにはソケットビット、孔を開ける時はドリルビットと言ったような使い分け。
また、正回転でネジを締め付け、逆回転でネジを緩めるなど、本体には切替スイッチがあります。
手回しで疲れ切った経験のある人は知ってる。電動は尊い。
インパクトドライバーは、孔の開いていない木材や鋼材に木工ビスや鉄鋼ビスを打ち込んで、部材同士を連結させることが可能です。
ただし、長いビスを打ち込む場合や硬い材料が対象の場合は、打ち込み易くするため先に下穴を開けたりしますが、インパクトドライバーなら下穴用キリのビットに取り替えて使えるので、いくつも電動工具を買わずに済みます。
DIY初心者には無用に長いビットは使いにくいので、対象物まで届かないなどの理由でもない限り、ビットの長さは65㍉くらいまでがおすすめ。
さらに、先端に磁石が付いたビットなら、ビスがぽろぽろと落ちるイライラ感がなくなります。
インパクトドライバーを使う作業で最も多いのがビス回し。
DIYでも大活躍!
インパクトドライバーは、先端に取り付けるビットをソケット型に替えればボルトやナットも回すことが出来ます。
すでに孔の開いた2つの部材にボルトを通し、ナットで締め付けたり緩めたりする作業ですね。
ボルト・ナットの径には様々なサイズがあるので、ソケットもそのサイズに合わせた数が必要。
六角ビットとソケットが一体となった形状が一般的ですが、アタッチメント式で六角ビットの先端ソケットだけを交換して使うタイプもあります。
なお、ソケットサイズが合えば自動車のタイヤ交換も出来そうですが、インパクトドライバーではそれぞれの車種に適したトルクの調整が出来ないので、この場合はトルクレンチを使った方が安心。
スイッチを押す力加減は回転数を調節するものであって、ゆっくり押したところでトルクの調整にはならない。
インパクトドライバーは、先端に取り付けるビットをドリル型に取り換えれば、部材に孔を開けることも可能です。
木材には木工用ドリル、鉄・ステンレスには鋼材用ドリルのビットを使用します。
細いキリ刃はビスを揉む前の下穴としても使われますが、径の大きなドリル刃はボルトを通すためにも使えるので、用途は実に様々。
また、Φ30㍉以上の大きな穴も開ける場合は、ホールソーという形状のドリルビットが便利です。
ちなみに、「木より鉄の方が堅いんだから鉄鋼用ドリルビットを買えば、木材にも兼用できて安上がりじゃね!?」なんて思ってはいけません。
対象物をくり貫くメカニズムが違うので、鉄鋼用ドリルでは木材に孔は開けられないのです。
DIYにドリル刃があるとインパクトドライバーの使い勝手が劇的に飛躍!
余談ですが、世界的に有名な伝説のロックバンド『MR.BIG』の名曲「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」では、マキタの電動ドリルを使ったギターソロが超有名です。
歌詞はざっくりと「君が望むなら僕はパパにでも恋人にでも可愛いぼうやにだってなれるさ」という、何ともハートフルな曲だったと記憶(あえて調べ直さず思い出補正のまま記述)していますが、とにかく電動ドリルとは何の関係もない曲。
日本が誇るマキタの電動工具がいかに正確に作動するか、という点において広く世界に認知された1つのきっかけでした。
この曲で私はマキタを知った。
DIYで使うインパクトドライバーを選ぶ時、値段が高ければ良い物なのか、安いものを買って失敗しないのかなど、専門用語も多いのでどういった点に着目すればよく分からない!という人も多いはず。
そこで!
インパクトドライバーを選ぶ時に大事な「10のポイント」について詳しく解説します!
★DIYでは「10V」あれば十分OK!
ボルト(V)とは電圧のことで、電気を押し流す力を表す単位ですが、この数値が高いほどより負荷のかかる作業に耐えられることを意味し、比例してバッテリー電池の価格が上がります。
ボルト(V)の数値が高ければ高いほど最大トルク(締め付ける力)を高めることができ、余裕をもってビスやナットを締め付けることが可能。
壁や床の下地材の施工には18V以上のパワーが便利ですが、仕上げ材や木工作メインのDIYなら10Vくらいあれば十分な作業が出来るでしょう。
★DIYでは「1.3~1.5Ah」がおすすめ!
バッテリーの容量を表すAh(アンペアアワー)は、その数値が大きいほど長時間作業できて、同じボルト(V)のバッテリーでもAhが大きい方が電池持ちが良く、価格も高いです。
しかしAhの性能が高いほど、充電時間が長くなってしまうので注意も必要。
一般にプロの職人は4.0Ah以上の物を使用しますが、DIYでは1.3Ahくらいのバッテリーであればストレスなく作業できます。
ちなみにAhの「A」は電流(アンペア)で、「h」は時間(アワー)を指し、1時間あたり何アンペアの電流まで流すことが可能か、という意味。
★DIYでは「リチウムイオン」がおすすめ!
バッテリーとは充電式の電池のことを指しますが、そのタイプは大きく3つに分けられます。
インパクトドライバー選びでは付属するバッテリーの仕様がとても重要で、価格が安いけど重い電池か、高価だけど軽くて寿命の長い電池か、という点もポイント!
1|ニッケルカドミウム(ニッカド)電池
ニッカド電池は比較的安価で、丈夫な密閉構造により振動や衝撃に強いという特徴がある一方、メモリー効果による電池容量の減少と、製品重量が重いというデメリットもあります。
2|ニッケル水素電池
ニッケル水素電池は同サイズのニッカド電池の倍以上の容量を確保でき、内部抵抗が低いのでモーターを回転させる用途に合理的ですが、常温以外では放電しやすくバッテリー劣化が早いです。
3|リチウムイオン電池
スマホやPCでも使われるリチウムイオン電池は、軽量で扱いやすく、パワーもバッテリー寿命も申し分ない高性能ですが、どうしても価格が高いというのが難点です。
★DIYでは「40分」程度が理想!
インパクトドライバーのバッテリーは充電器で充電するタイプがほとんどです。
基本的にバッテリー表記の「Ah」の数値が高いもの(つまり高性能)ほど、多くの充電時間を必要としますが、単純に充電器の性能不足で時間がかかるだけ、という場合もあるので注意が必要。
プロの職人は高性能バッテリーを使うので、充電時間も1時間以上かかる前提で複数のバッテリーを準備しますが、DIYでは40分くらいの充電時間を目安に1.5Ah程度のバッテリーがおすすめです。
★DIYでは「100Nm」で十分パワフル!
インパクトドライバーの最大トルクとは、ビスやナットを締め付ける力を表し、単位は「N・m(ニュートンメートル)」で表示されます。
最大トルクの数値が大きいほど、より堅い対象物に、より長いビスを力強く打ち込むことが可能ですが、最大トルクを引き出すためには高性能なバッテリーが必要となり、結果、価格が上がることに。
住宅に関わるプロの大工などは最大トルク180Nmくらいを選定しますが、DIY初級~中級者であれば、最大トルク100Nm前後で選べば大よその作業はこなせそうです。
★DIYでは「2000rpm」あれば作業性よし!
インパクトドライバーの最大回転数とは、先端のビットが1分間に何回転するかを表したもので、「rpm(回転/分)」で表示されます。
最大回転数の数値が高いほど、より速くビスやナットを回すことが出来ますが、DIY初心者にとっては早く回れば良いという訳でもないので要注意!
ビスの打ち始めからいきなり最高回転数でビットを回したら、その勢いで対象物からビットが外れてしまうので、スイッチの押し加減でゆっくりと打ち始める調節が必要です。
回転数を段階的に設定する切替えスイッチの付いたタイプもおすすめですが、結局、最高回転数の数値よりも重要なのは、ゆっくりと打ち始めるコツを掴むことですね!
★DIYでは「1.5kg」以下が軽くて便利!
インパクトドライバーの重量とは、ほぼバッテリー電池の重さです。
もちろん軽量であればあるほど取り回しが良く、使いやすいのは当然ですが、バッテリーの何が重さに影響するかと言えば、その性能や規格です。
比較的安価なニッカド電池やニッケル水素電池は重量が重く、リチウムイオン電池は高価ですが軽いといった特徴があります。
最大トルク(Nm)や最大回転数(rpm)を引き出すボルト(V)にも関係してきますが、DIYに適したインパクトドライバーは1.5kg以内の重さを中心に検討すれば、自ずと性能や価格も大よその範囲に収まってきます。
★DIYでも「200㍉」以下が使い易い!
インパクトドライバーのヘッド長さとは、ビットに平行した本体部分の長さです。
いくら小型化が進んでも、やはりパワフルなインパクトドライバーはヘッドが大きくなりがち。
プロの職人のように高性能を必要としないDIY用であれば、大きいヘッドは狭いところで小回りが利かない、重いなど、デメリットしかありません。
一方で、同等のパワーであれば小さいヘッドの方が高額商品となってしまうので、DIY用としてはあまり欲張らず、200㍉程度のヘッド長さで十分だという認識が欲しいところです。
★DIYでも「LED点灯」があると便利!
インパクトドライバーには、スイッチを入れた時にライトが点灯するタイプもあります。
ビットの先や周囲を照らすライトがあれば、暗いところでも視認性良くネジを回すことが可能。
特にLEDライトなら明るくて電球の持ちも良いので、DIY初心者に限らず全員におすすめです!
ライト点灯機能が付いてないと、暗闇では別に懐中電灯で照らさないと作業できなくなるので、可能であればライト点灯機能付きを選びたいところ。
★充電器と電池2個セットがおすすめ!
インパクトドライバーの購入では、付属品の確認が重要です。
格安な商品には専用の収納ケースが付いていない場合もあるので、充電器やバッテリー電池の付属と合わせて十分に確認しましょう。
そして何気に嬉しいのが、サービスビットと呼ばれるプラスビットが1本付いていること!
ネジ頭のサイズが合うかどうかは別として、とりあえず買ってからすぐにインパクトドライバーが使えるのは有難いですね!
プロが仕事として使うインパクトドライバーの価格は、どんなに安くても50,000円以上します。
でもDIY初級・中級者がそんな高級品を選んでも、その性能・仕様を持て余してしまうだけ。
コストは価格で分かるけど、それに見合ったパフォーマンスの相場が分からない!
という疑問を解決するため、1万円台で買えるコスパ最高のインパクトドライバーを5つピックアップしたので、ぜひ参考にしてください!
言わずと知れた電動工具の名門「マキタ」のDIY初級~中級に特化したモデルです。
ニッカド電池なので重量は1.5kgほどありますが、12Vの電池が引き出す最大トルク130NmのパワーはDIYで活躍する場面も多いでしょう。
マキタ製の最大の特徴は、余力を残したままパワフルな作動が期待できること。
堅牢な商品作りとも相まって、特に大きな故障やトラブルも少なく、とにかく丈夫で長く使えそうなのが嬉しいポイントです!
その分ちょっとお高めな感じもありますが、それでも1万円台でDIYに最強なインパクトドライバーが手に入ると思えば安い方でしょう!
ブランド | MAKITA(マキタ) |
型番 | M694DWX |
電圧 | 12.0V |
バッテリー容量 | 1.3Ah |
電池タイプ | ニッケルカドミウム |
充電時間(目安) | 約30分 |
最大トルク | 130Nm |
最大回転数(回転/分) | 2400rpm |
重量 | 1.5kg |
ヘッド長さ | 143㍉ |
ライト | 有(LED) |
付属品 | 電池×2、充電器、ケース、+ビット |
▼安定のパワフル感はDIY中級者にもおすすめ!
日立工機から別ブランドとして立ち上げられたHiKOKI(ハイコーキ)は、八王子工務店でお馴染み、タレントのヒロミさんをイメージキャラクターに起用していることでも有名です。
今回ピックアップした商品の特筆すべき点は、バッテリー電池が10.8Vながら最大トルク110Nmを引き出し、最大回転数2700rpmを実現しているところ。
さらにリチウム電池を採択することで1.1kgという軽量化を図り、ヘッド長さ150㍉という取り回しの良さも注目です!
1万円台前半の価格帯としては最高にコスパが良いおすすめ品です!
ブランド | HiKOKI(ハイコーキ) 旧 日立工機 |
型番 | FWH12DAL(2ES) |
電圧 | 10.8V |
バッテリー容量 | 1.5Ah |
電池タイプ | リチウム |
充電時間(目安) | 約22分 |
最大トルク | 110Nm |
最大回転数(回転/分) | 2700rpm |
重量 | 1.1kg |
ヘッド長さ | 150㍉ |
ライト | 有(LED) |
付属品 | 電池×2、急速充電器、ケース、+ビット |
▼幅広いDIYユーザーにコスパ最高!
ドイツの会社であるBOSCH(ボッシュ)は、自動車電装品や電動工具で世界的に有名なブランド。
今回紹介する商品は、最大トルク130Nmと最高回転数2600rpmを実現する18V・1.5Ahのバッテリー電池にして、充電時間は約33分というタフネスさがウリです!
ヘッド長さは240㍉とちょっと大きめで、ライト点灯機能も付いてないですが、1.25kgという軽さはDIYの作業には打って付けです。
サービスビットは付属してませんが、それでもこの性能で1万円台前半を切るのは検討の価値あり!
ブランド | BOSCH(ボッシュ) |
型番 | IPD218 |
電圧 | 18.0V |
バッテリー容量 | 1.5Ah |
電池タイプ | リチウムイオン |
充電時間(目安) | 約33分 |
最大トルク | 130Nm |
最大回転数(回転/分) | 2600rpm |
重量 | 1.25kg |
ヘッド長さ | 240㍉ |
ライト | 無 |
付属品 | 電池×2、充電器、ケース |
▼DIY中級者以上にも応えてくれる安心感!
ホームセンターでもよく見かけたリョービの電動工具に関する事業は、2018年に京セラインダストリアルツールズ社に継承されました。
しかしそこは電動工具の老舗、今回ピックアップしたインパクトドライバーでもそのスペックや安心感はバツグンです。
DIYライトユーザーに特化してるためか最大回転数は2200rpmとやや控えめですが、1.2V・1.3Ahのバッテリーが繰り出す最大トルク130Nmは前述のマキタと同レベル。
ヘッド長さがやや長めで重量も1.6kgと重めですが、何と言っても初心者にも手が届きやすい低価格が魅力的です!
ブランド | Kyocera(京セラ) 旧リョービ |
型番 | 658425A |
電圧 | 12.0V |
バッテリー容量 | 1.3Ah |
電池タイプ | ニッケルカドミウム |
充電時間(目安) | 約30分 |
最大トルク | 130Nm |
最大回転数(回転/分) | 2200rpm |
重量 | 1.6kg |
ヘッド長さ | 183㍉ |
ライト | 有(LED) |
付属品 | 電池×2、充電器、ケース、+ビット |
▼DIYライトユーザーにおすすめのコスパ!
カーテンレールを固定したり、組立式の家具を組み立てたりなど、日常の“ちょっとした作業”を快適にしてくれるインパクトドライバーなら、アイリスオーヤマがおすすめ。
ライトユーザーに特化した仕様は、50㍉くらいのビス打ちにも難なく対応しますが、特筆すべき点は圧倒的な価格の安さです。
実は2個めのバッテリー電池が不要であれば、なんと6,000円台の商品!
その分、収納ケースが付いてなかったり、ACアダプタをバッテリーに直接差し込んでの充電だったりしますが、最初から9種類10本のビットが付いているのは嬉しいポイントです。
ブランド | IRIS OHYAMA (アイリスオーヤマ) |
型番 | JID80 |
電圧 | 10.8V |
バッテリー容量 | 1.5Ah |
電池タイプ | リチウムイオン |
充電時間(目安) | 約60分 |
最大トルク | 80Nm |
最大回転数(回転/分) | 2000rpm |
重量 | 1.42kg |
ヘッド長さ | 210㍉ |
ライト | 有 |
付属品 | 電池×2、ACアダプター充電器、+ビット10本 |
▼一家に一台!超ライトユーザー向け!
『家づくりノート』を作ろう!
家づくりは長期戦!
まずはスロースタートで、じっくり検討する期間が大切です。
『家づくりノート』を作れば、
家族でイメージを共有しながら打ち合わせを進めることが可能!
▼家づくりノートの作り方をとことん解説!