大型バイクに興味はあるけれど、教習所へパンフレットを貰いに行ったことさえ無い、という方は多いのではないでしょうか。
自分が果たして卒検までたどり着き、ちゃんと合格できるようになるもんなのかと、不安になる気持ちもよく分かります。
私も教習の途中までかなり心配でした。
でも実際には今までバイクに乗ったことの無いアラフィフの私でさえ、いきなり大型バイクの免許を取ることが出来たのです。
極論ですが、大型自動二輪の免許は教習所にお金さえ払えば誰でも取得することが可能。
この「誰でも」という点については少し語弊もありますが、自転車に乗れる人であれば小柄な女性でも、私のように短足で運動不足な中年男性でも、まあまあ何とかなりそうです。
この記事では、2022年にバイク未経験アラフィフの筆者が教習所でいきなり大型自動二輪免許を取得した経験を元に、免許取得までに掛かる費用や教習の流れについて解説!
これから大型バイクの免許を取りたい人は、この記事を読むことで免許取得に必要な予算や教習期間の目安を知ることが出来ます。
バイク未経験が大型二輪免許を取得するまでの教習時間を確認!
バイクの免許には50cc以下の原付、125cc以下の普通自動二輪小型限定、400cc以下の普通自動二輪、排気量制限なしの大型自動二輪とあります。
大型自動二輪の免許は、視力0.7以上で18歳以上の方であれば誰でも教習を受けることが出来ますが、教習所によっては普通自動二輪の所持が条件となっている所もあるので要確認。
バイク未経験でも大型教習OK!
すでに何かしらの運転免許を持っていないと学科試験が免除されないので、ここでは普通自動車免許を持っているという前提でお話を進めます。
教習時限数 早見表 | (取得希望) 二輪小型 | (取得希望) 普通二輪 | (取得希望) 大型二輪 | (取得希望) 普通自動車(AT) |
---|---|---|---|---|
(現有免許) なし or 原付 | 技能12 学科26 試験:有 | 技能19 学科26 試験:有 | 技能36 学科26 試験:有 | 技能34(31) 学科26 試験:有 |
(現有免許) 二輪小型 | ー ー ー | 技能5 学科0 試験:免除 | 技能20 学科0 試験:免除 | 技能32(29) 学科2 試験:免除 |
(現有免許) 普通二輪 | ー ー ー | ー ー ー | 技能12 学科0 試験:免除 | 技能32(29) 学科2 試験:免除 |
(現有免許) 大型二輪 | ー ー ー | ー ー ー | ー ー ー | 技能32(29) 学科2 試験:免除 |
(現有免許) 普通自動車 | 技能10 学科1 試験:免除 | 技能17 学科1 試験:免除 | 技能31 学科1 試験:免除 | ー ー ー |
※試験…免許センターで受ける学科試験
パターン①いきなり大型
現有免許:普通自動車
取得希望:大型二輪
教習区分 | 一段階 | 二段階 | 合計 |
---|---|---|---|
技能 | 14時間 | 17時間 | 31時間 |
学科 | ー | 1時間 | 1時間 |
私のように自動車免許を持っているだけの人は、技能31時間+学科1時間の教習が必要です。
一段階では1日2時間までしか教習を受けることが出来ませんが、二段階では1日3時間(連続は2時間)までの教習が可能になります。
パターン②ステップUP(1/2)
現有免許:普通自動車
所得希望:普通自動二輪
教習区分 | 一段階 | 二段階 | 合計 |
---|---|---|---|
技能 | 9時間 | 8時間 | 17時間 |
学科 | ー | 1時間 | 1時間 |
いきなり大型はやめてまずは普通自動二輪に挑戦しよう!という方は、17時間の技能教習です。
パターン①よりもグッと短くなるので、当面の間400cc以下のバイクに乗る予定であればコチラがおすすめ。
パターン③ステップUP(2/2)
現有免許:普通自動二輪
取得希望:大型自動二輪
教習区分 | 一段階 | 二段階 | 合計 |
---|---|---|---|
技能 | 5時間 | 7時間 | 12時間 |
学科 | ー | ー | ー |
普通自動二輪を取得した後に大型自動二輪へステップアップする場合は、12時間の教習でOKです。
パターン②の普通自動二輪17時間と合わせても合計29時間なので、パターン①のいきなり大型自動二輪免許よりも2時間少なく修了できます。
はじめから大型教習がおすすめ!
いずれ大型バイクに乗りたいのであれば、これから教習所へ通うミドルエイジにおすすめなのは、『いきなり大型自動二輪免許』です。
なぜなら、それが効率的だから。
普通二輪からステップアップするより2時間も多く教習が必要なのに、効率的とはどういう事か?
- 教習所への申込が1度で済む
- 緊張MAXな卒検が1度で済む
- 免許証への追加が1度で済む
ステップアップして大型でも、いきなり大型でも、実は教習内容に大して差がありません。
これは2022年に、実際に私が教習所で体験したこと、普通自動二輪へ通う他の生徒さんや教習所指導員から得た情報でもあります。
ちなみに新しい資格を免許証に追加する手続きって免許センターでやりますが、概ねどこの地域も平日しか受け付けてないので、コレがかなり面倒!
つまりステップアップして大型を取得する場合、普通と大型で二度、平日の手続きが必要に。
特に私のような単身赴任者など住民票とは異なる地域で教習を受ける人は、その都度、住民票にある地域の免許センターへ行かなくちゃなりません。
ただし!
自分が乗りたいバイクが400cc以下であれば、無理に大型を取る必要はありません。
ここで述べたいのは、普通二輪を取得後に400cc以下のバイクを購入することも乗り回すこともなく、あまり間隔を開けずに大型免許に挑戦するくらいなら、初めから大型の方が効率いいよね!?というお話。
バイク未経験のアラフィフが大型自動二輪の取得にかかった費用
大型自動二輪免許の取得で、最も身近な手段は自動車教習所に通うことです。
国交省認定の講習実施機関(いわゆる自動車学校)を卒業すれば技能試験が免除されるので、何かしらの運転免許を既に持っているのであれば実質、免許センターでは免許証に資格を追加するだけ。
そして7~14日間くらいのまとまった日程が確保できるなら、断然お得なのは免許合宿です!
自動車教習所で必要な代金
私が大型自動二輪免許を取得するために教習所へ支払った金額は、夜間料金11時間分6,050円を含めたトータル239,050円(税込)でした。
基本料金の総額は211,000円(税込)ですが「技量不足で延長になっても追加料金なし」という安心パック22,000円(税込)を加えて入校。
ちなみに延長料金は1時間4,950円(税込)なので、5時間オーバーすれば元が取れる計算です。
結果、規定時間をストレートにクリアして卒業できたので22,000円は無駄にしちゃいましたが、まぁ「保険」ってそんなもんですよね。。
以下は、2022年に私が通った某地方にある教習所の料金表(諸経費を含めた総額)です。
現有免許 | 普通二輪MT | 普通二輪AT | 大型二輪MT |
---|---|---|---|
なし・原付 | 197,200円 | 178,300円 | 285,500円 |
普通自動車 | 138,000円 | 119,100円 | 211,000円 |
小型二輪 | ー | ー | 154,800円 |
普通二輪 | ー | ー | 115.200円 |
*夜間料金 (18:20以降) | *550円/h | *550円/h | *550円/h |
*延長料金 | *4,300円/h | *4,300円/h | *4,950円/h |
*安心パック | *16,500円 | *16,500円 | *20,000円 |
なお、この教習所にはステップアップ・プランもありまして、通常、普通二輪教習+大型二輪教習の合計が253,200円になるところ、3か月以内の連続教習であれば208,000円と、45,200円もお得に。
教習所によって金額に違いはあると思いますが、ステップアップ・プランを取り扱っている所は多いので、ぜひ最寄りの教習所でご確認ください。
ただしこの場合、普通二輪を卒業して一度、免許センターで「普自二」の印字を追加した後、改めて大型教習の申し込みとなる流れです。
教習所も免許センターも家から近くて、平日に休みが取りやすい人にはぴったり!
免許センターで必要な費用
教習所で卒業証明書を手に入れたら、1年以内に住民票にある都道府県の免許センターへ行って免許証の更新を行います。
簡単に言うと「指定自動車教習所を卒業して、学科や技能試験が免除される人の手続き」なのですが、ややこしい事になぜかコレを「学科・適性試験の受験」と案内されます。
え!?
まだ何か試験を受けないとダメなの!?と、ちょっとビビっちゃう。
当記事にあるパターンで大型自動二輪の免許を取得する場合は、学科試験は免除されるのでひとまず落ち着きましょう。
そして適性試験ですが、これは単純に視力検査の事を指しています。
つまり、免許センターの窓口で「学科・適性試験の受験」を受け付け、卒業証明書をもって学科試験免除の手続きが行われ、視力検査という「適性試験」を通過することで、免許証へ新たな運転資格を追加しまっせ!という流れ。
ビビッて損した。。
と思った人は私だけじゃないはず。
- 運転免許申請書(用紙は窓口)
- 収入証紙納付書(用紙は窓口)
- 運転免許証
- 申請用写真1枚
- 卒業証明書
- 試験手数料 1,750円
- 交付手数料 2,050円
- 合 計 3,800円
詳しくは教習所で教えてくれます。
私の場合、教習代金に申請用写真も含まれていたので、免許センターへ行く時点で改めて準備する物は特にありませんでした。
バイク未経験が教習所で大型自動二輪免許を取得するまでの流れ
自動車免許取得を目指す高校生もチラホラ見え始めた2022年の秋口、私はとある自動車教習所へ向かいました。
その日は受付の方から大型自動二輪の説明を受けてパンフレットを貰っただけ。
念のため最後に聞いてみました。
「人生で一度もバイクに乗ったことないんですけど、いきなり大型って大丈夫ですかね?」と。
そしたら「自転車に乗れない人は大丈夫じゃないです」と言われました。
なるほど。
大丈夫かどうかなんて本人次第なので教習所が明言できるはずもなく、でも自転車に乗れない人はバイクにも乗れないよね、だって同じ二輪だもん、という理屈はよく分かります。
とりあえず自転車には乗れる!
最初の自信はほんとコレだけ!
一段階(1時限目~14時限目)
教習所によって、あるいは繁忙期かそうでないかにもよっても、教習内容の順番が違うそうです。
ここからは、私の記憶とメモを元に一段階の全14時限をたどって参ります。
10月14日(金)
教習所に233,000円を持って行き、受付完了!
翌日から教習が始まるかと思っていたら、そうじゃなかった。
ちょっとドキドキな土日を過ごした。
10月20日(木)
- プロテクターの付け方
- サイドスタンドの掛け払い
- センタースタンドの掛け払い
- 倒れたバイクの起こし方
- 操作説明
- 前輪&後輪ブレーキ
- 後ろに乗る時の姿勢
- 走り出す
- 1速と2速のギアチェンジ
- 停車する
なにこの最初から脂っこいメニュー。
教習車はCB750、人生で初めて跨ったバイクです。
バイクに乗るってめっちゃ怖い。
特に停まる時が超こわい。
走り出す時は怖くないものの、停まるのが怖いから結果ずっと怖い。
ちゃんと停まれず立ちゴケも経験。
もう「俺ってバイク向いてない」って思った。
ちなみに大型バイクの教習車って重さが270kgくらいあるので倒れたら大変!と思われますが、小柄な女性が350kgのハーレーを起こしているこちらの動画を観ればコツって大事!と理解できます。
10月21日(金)
- 発車時の確認
- 停車時の確認
- 二―グリップとは
- 3速までギアチェンジ
- 外周を30kmでひたすら走行
- コース内を右左折
- 運転姿勢について
とにかくバイクに慣れるという1日。
初日は結構ビビッてたものの、何だかもう結構楽しいぞバイク!
しかし停まる時は相変わらずちょっと怖い。
10月23日(日)
- 外周で35kmまで出す
- 8の字にくねくね走る時の目線と操作
- コース内を右左折
- S字カーブ
白線の練習場では四苦八苦するも、コースに出てのS字は何とかパイロン倒さず行けた。
S字は2速で進入してリアブレーキと半クラの速度調整で通過します。
そういやS字を抜けた後の赤信号で、あんなに怖かった停車がすんなり出来た。
停まるコツさえ掴めれば走行練習も楽しいです。
10月24日(月)
- 坂道発進
- 踏切一時停止
- クランク
- コース内を右左折
この頃は左手首が痛かった。
別に転んではないので、たぶんクラッチ操作で不必要に力んでるのでしょう。
クランクはパイロン倒さずに通過する課題。
ギア1速にして半クラのままリアブレーキのみで速度調整、目線を先に送れば特に難しくない。
10月25日(火)
- 一本橋
- コース内を右左折
坂道発進や踏切、S字やクランクはとにかく半クラとリアブレーキを理解すれば問題なし。
1本橋は10秒以上かけて渡る課題ですが、そもそも渡り切ることが出来ません。
10月26日(水)
- コース内を右左折
相変わらず一本橋を除いてすべて順調。
まだ5回に2回くらいしか渡れません。。
10月27日(木)
- 急制動(35km)
- コース内を右左折
この頃になるとプロテクターもしっかりと板についてきて、見た目もばっちりボンバーマンです。
それにしても一本橋、ムズい!
この日は時速35kmの急制動も体験。
10月28日(金)
- コース内を右左折
- 一段階の見極め
一段階の見極めです。
これで失格となると二段階へは進めず追加教習。
とは言っても別にタイムを計測したり検定コースがあるわけじゃなく、普通に教習を受ければOK。
二段階(15時限目~31時限目)
いよいよ二段階です。
私の記憶を頼りに全17時限を遡ってみます。
10月30日(日)
- 急制動(40km)
- 波状路
- スラローム
- 1コースを走る
二段階では検定課題の急制動40kmと波状路、スラロームが追加されます。
急制動は時速40kmから所定の範囲内で安全に停止することができるかどうかを問う課題。
波状路は5秒以上を立ち姿勢でデコボコ道を通過する、普通二輪には無い大型だけの課題です。
スラロームは7秒以内にパイロンを倒さずにジグザグに通過する課題。
10月31日(月)
- 1コースをCB400で体験
- 1コースをAT大型で体験
- ひたすら1コースを走る
- シミュレーター
経験という事で400ccとAT大型の教習車を体験。
400ccはめっちゃエンストしやすいけどクネクネ自在に曲がれてすごく楽しい!
AT大型はスクーターのお化けみたいで難易度が超高い!あまりに運転が難しすぎてクランクやスラロームでパイロンほぼ全部倒してやったぜ。
シミュレーターはゲーセンのバイクと一緒。
11月1日(火)
- 1コースを走る
- 2コースを走る
ふとした瞬間に一本橋がスムーズに出来た!
この感触を永遠に体に焼き付けていたい。
2コースは1コースと課題の順序が変わるのでしっかりとルートを覚える。
検定コースがどっちになるかは、卒検当日まで分からない。
11月3日(木)
- 1コースを走る
- 2コースを走る
- シミュレーター
一本橋のコツを掴んで失敗しなくなった!
出だしは後輪までしっかり乗る助走が必要で、後輪が乗ったらすぐにリアブレーキで減速&半クラでゆっくり進み、バランスを崩しそうになったらリアブレーキを緩め、クラッチを繋げて加速。
またすぐにリアブレーキで減速&半クラで進む、の繰り返し。
ふらついた時、倒れそうな方にハンドルを切ると前タイヤが支えになって倒れにくくなる。これを逆にハンドル切っちゃうから今まで脱輪してた。
11月7日(月)
- 1コースを走る
- 2コースを走る
- シミュレーター
何か色々と課題をクリア出来るようになると、残りの教習が「長げぇ~っ!」ってなっちゃいます。
S字・クランク・急制動・坂道は問題なし。
スラローム8秒台、一本橋9秒台、波状路5秒台と、減点ありきで何とか及第点。
もう明日が卒検でも良いんでない?
11月8日(火)
- 1コースを走る
- 2コースを走る
- 回避
- 学科1時間
- シミュレーター
ここにきて波状路で初めて脱輪。何かアクセスふかしとクラッチの入切が噛み合わなかった日。
短足の割に両足が付いて転倒は免れたけど、もしかして脚伸びたのかな?
回避は指導員の出す旗の色に合わせて右か左に逸れる訓練、検定の課題でなくて良かったと思えるほど難しかった。
そして最初にして最後の学科教習!と言っても性格診断みたいな適性検査みたいな。
シミュレーターはもういい。酔う。
11月10日(木)
- 1コースを走る
- 2コースを走る
あれ!?
一本橋が渡れない!
なぜか何度やっても3メートルくらいで脱輪!
なにコレ!?
何かおかしい!
もう来週末に卒検なのにっ!
どうするのこのヘタクソ!
すると見かねた指導員が「もう1回見本を見せますね」と言って乗っていたバイクに跨った瞬間、
「あれ?これ空気抜けてんなぁ。これじゃあ渡れないよ~」って。
まったく気づきませんでした。
見た目に大きな変化はなく、バイクど素人の私にはさっぱり分からない。
指導員と一緒に空気圧計で測定してみて初めて知った、わずかに減っている空気量。
さすが先生!かっこいい!
公道を安全に走る上で空気圧は超大事だと知ることが出来ました!
この後はいつも通り一本橋を渡れた。
11月11日(金)
- 1コースを走る
- 2コースを走る
スラロームはめっちゃ前のめりで本気出せば7秒切れると分かったが、パイロンに接触したら失格なので務めて8秒台前半で行くイメージ。
一本橋も10~11秒台で通過できる様になったけど、脱輪したら即失格なので9秒台の成績で減点された方がマシ、と心がけて練習。
11月14日(月)
- 1コースを走る
- 2コースを走る
もうね、ここまでくると新しいトピックはない。
教習内容も単調で微妙に飽きてきたし。
やっぱり31時限の教習は長いですね。
でも31時間もあるからバイク未経験でも何とかなるんだなとも思えます。
どうせ公道に出たら勝手が違うのは普通も大型も同じですが、ひとまず教習所をクリアするレベルには達することが出来る。
11月15日(火)
- 1コースを走る
- 2コースを走る
ひたすら試験コースを走ります。
卒検をイメージして走ります。
この時期、普通自動車免許を取りに来る高校生が増えてきました。
場内には仮免前の教習車が常に4~5台はいるように思えます。
そういや、卒検の日ってこの教習車たちはどっか行っててくれるの?
11月16日(水)
- 1コースを走る
- 2コースを走る
自分で言うのも何ですが、卒検、受かります。
まったく落ちる気がしない。
だってバイクの運転、上手になったもん。
11月19日(土)
- 1コースを走る
- 2コースを走る
- 二段階見極め
- 卒検
最終の31時限目で二段階の見極め。
これは卒検を受験するに値する技能があるかどうかを見極めるもの。
で、いよいよ卒検です。
これに合格すれば教習所通いが終了して、あとは免許センターへ行って大型自動二輪免許の書き換えをするだけ!
もう合格だと思って翌月曜は有給取得済み!
速攻で免許センター行く予定です。
この日の卒検は私を含め3人。
大型二輪は私だけで他は普通二輪でした。
1人は若い青年、もう1人は小柄な女性(年齢不詳)
検定コースは1コース。
そしてトップバッターは何と私です!
って、回りを見渡すと高校生の教習車が7台も!
そのトロトロ運転、バイクの卒検には酷ですよ。
前をゆく教習車の走行があまりに遅すぎたり、坂道発進とかの待ち時間が長いと、次に自分がどこへ行くのか分からなくなってしまうんです。
意気揚々と合格する気でいましたが何だか急に緊張してきた。
めっちゃ手が震えてる。
で、いざ出陣!
もうね、ほぼ記憶がありません。
途中バタバタした感覚が残ってますが、ひとまず何とか発着点に戻り検定を終えました。
落ちた時のリスケ、どうしよう。
教習所のまとめ
卒検って練習が一切出来ないので、卒検だけの日をポンと設定されちゃうと不安なのですが、同日の朝一に31時限目を割り当ててくれたのは多分、教習所の計らい。
当日の教習車のコンディションを事前に確認することが出来たのは大きな利点です。
自分の卒検が終わるとロビーで待機。
そして3人全員が終わり、別の部屋へ呼ばれて結果発表の時間です。
なんと!この日は卒検を受けた3人が全員合格することが出来ました!
知らぬ者同士でもお互いに労をねぎらいマスク越しにニヤニヤしちゃいます。
そしていよいよ卒業証明書の交付。
その後、実際に免許証を更新する手続きについてレクチャーされました。
最後に有難いお言葉をいくつか頂いて、すべての教習が修了です。
10月20日に1時限目が始まり、11月19日に卒検だったのでちょうど30日間。
教習の工数としては、一段階が8日間、二段階が12日間、計20日間でした。
教習所の皆さま本当にありがとうございます!
予定通り翌月曜日に地元の免許センターへ行って免許証に「大自二」の文字が追加されました!
バイク未経験でも教習所で大型二輪免許の取得はできる!
バイク未経験者が大型自動二輪に挑戦することは決して無謀な話ではありません。
むしろ普通自動二輪を持ってる人が大型にステップアップするよりも、悪い癖の付いていない状態で教習できるので有利な場面も多いです。
それよりも、社会人が教習所へ通うということ自体が最も難しい。
仕事の合間を縫って教習所の都合とマッチさせた予定を組み、時に落ち込みながらもひたすら教習をこなす日々が続きます。
私は比較的空いている地方の教習所でしたが、一部にはなかなか予約が取れなくて免許取得に1年以上もかかる教習所もあるとか。
教習期間中、モチベ―ジョンを維持するのが本当に大変です。
モチベーションの維持には、バイクに乗って何がしたいのか、楽しいことをいっぱいイメージするのが良いですね!
仕事に趣味に頑張る同じミドルエイジたちへ。
次に大型二輪に挑戦するのはあなたかも知れない。
応援しています。
それではぜひ、楽しいライフスタイルを !
To Be Continued …