私たちが家づくりを考える時、街のインテリアショップや雑貨店はとても参考になります。
特にコンセプト型の店舗やメッセージ性の強いインテリアショップなどは、住まい方を模索する消費者にとって、ワクワクさせてくれる存在。
そしてあちこちのお店を歩き回ってやっとのことで好みの一品に出会えた時の喜びはまた格別です。
私もヴィンテージショップで、
『樽型のサイドテーブル』に出会えました!
ところで、そのインテリアショップの運営元に関心を持った事はあるでしょうか?
実は地元工務店が地域密着型で運営しているパターンが結構あります。
インテリアショップを運営する工務店の思惑とは?
もしかしたら理想の住まいづくりのヒントが見つかるかも知れません。
この記事では、住宅を手掛ける会社が運営するおススメのインテリアショップや雑貨店を3つご紹介しています。
この記事を読むことで、家づくりにまた違ったアプローチがある事を知ることが出来ます。
ハウスメーカーありきで考えているという方も是非、地元工務店という選択肢とその価値について、一度検討してみてはいかがでしょうか。
- 工務店がインテリアショップを運営する意味とは
- 工務店が運営するインテリアショップ3店をご紹介
- ただの集客用ではない、本気のインテリアショップだけをピックアップ!
地元工務店が運営するインテリアショップで何が分かるのか?
ハウスメーカーや住宅工務店の集客には、主に以下の手法があります。
主な集客手法
- モデルハウス展示場
- 住宅設備機器ショールーム
- インテリア雑貨ショップ
これらは家づくりを考えている人にとって大変参考になります。
それでも①モデルハウス展示場と②住宅設備機器のショールームは、ちょっと「気が引けて入りにくい」と言う難点もあります。
よっぽど「家を買う気」満々になっていれば、別に構わないが。
大抵の人は日常的にちょくちょく出入りする事は無いでしょう。
しかし、③インテリア雑貨ショップだけは店内を見て回って買い物をする、そんな普通のお店です。
しかもよ~く観察してないと工務店が運営するショップとは気付かないくらい、普通の雑貨屋さんも多い印象。
実はこれら工務店の運営するインテリア雑貨ショップは、とても良く考えられた事業戦略ではないかと感じています。
工務店が運営するメリット
- 商品に自社イメージを込められる
- 自社の住宅受注に繋げられる
- 二本目の事業柱として見込める
モデルハウスの展示場や住宅設備機器のショールームよりは出資金額を低く抑えられるというだけで、インテリア雑貨ショップについても相当の大金を必要とする出資には変わりありません。
地元の中小工務店としては、それはもう大変な覚悟を決めた「一世一代の大勝負」だと思います。
生半可な気持ちでショップを開いても賢い消費者には見向きもされず、すぐ閉店に追い込まれてしまいます。
でもインテリア雑貨ショップの良い点は、普通に物を売る事ができること。
モデルハウスの展示場や住宅設備機器のショールームではそうそう簡単に物が売れません。
なんならその展示場に掛かる人件費や会社経費、維持費の全ては、これから家を建てようとするお客様1人1人から回収しなくてはならないのです。
また、時代の流行りによって商品の入れ替えにも相当の予算をもって対応しなくてはなりません。
しかしインテリア雑貨ショップでは普通に良い物を販売するショップを経営しつつ、自社の建てる住宅のイメージを広めることが出来るという、メリットに富んだ事業戦略だと思います。
こうした地元の中小住宅工務店が「本気」で消費者と向かい合い、「良い住まい」を提供したいという想いが詰め込まれた「インテリア雑貨ショップ」について3つご紹介します。
SHOP.01『NICO STOCK(ニコストック)』青森市
1つ目に紹介するのは青森県青森市にある「NICO STOCK」さんです。
あちこち見て回った個人的な感想ですが、全国屈指の「工務店・建築会社の運営するインテリアショップ」ではないでしょうか。
NICO STOCKさんではインテリア雑貨を中心に、家具や照明器具、カーテンや建築パーツ、食器類、グリーンなど、様々な品揃えがあります。
店内は「冷蔵倉庫」をリノベーションして作られたそうで、ほんの少しインダストリアル的な雰囲気も漂いつつ、住まいについて全方位から提供してくれるインテリア雑貨ショップだと思います。
1Fは食器・雑貨を展開する『minloda(ミンローダ)』というブランドが、天然アロマのやさしい石鹸、気持ちのいい靴下、陶器や琺瑯の食器など毎日の暮らしが豊かになれる雑貨を揃えてくれていて、
『NICOSTOCK Furniture(ニコストックファニチャー)』というブランドでは、人気のインダストリアルからナチュラルスタイルまで見どころ満載です。
『gare dubois(ガールデュボワ)』という飲食スペースの併設では、地元の新鮮なトマト、レタスに加え、青森県の大自然で育った県産牛100%のパティを使用した大人気のグルメバーガーです。
一度は食べてみるべき、ハンバーガー!
2Fでは『PARTS & MATERIAL(パーツ&マテリアルセンター)』というブランドが照明器具や古材、タイルなどナチュラルなものから武骨でカッコイイ建築素材まで、ちょっとだけこだわったインテリアアイテムを展示販売しています。
さらに『KOYA STOCK(コヤストック)』というモデルルームが、無垢の木と漆喰かべに包まれた、ほどよく自然体でカッコいい空間をご体感させてくれます。
どんな工務店が運営しているかについては実際の『NICO STOCK』さんのホームページより、その世界観を楽しんだ後で見つけてみて下さい!
NICO STOCK
青森市古川1丁目1-3 KOUICHI BLD
017-718-5184
店舗営業状況についてはご自身でご確認下さい。
SHOP.02『hauska(ハウスカ)』いわき市
2つ目に紹介するのは福島県いわき市にある『hausuka』さんです。
hauska(ハウスカ)とはフィンランド語で“楽しい、嬉しい”という意味だそうです。
ショップにはインテリア雑貨や食器、グリーン、ソファやダイニングテーブルまで取り揃えていて、ナチュラル系好きには堪らない愛くるしいアイテムが沢山並んでいます。
『hauska』さんの魅力はショップの持つナチュラル系のテイストが、住宅新築のイメージに直結しているところではないでしょうか。そんな家づくりの参考になる空間アイテムを多数展示されています。
この辺には3年以上住んでたので、私は何度も行きました。
ショップはいつも素敵な雰囲気に包まれています。
2階建てですが1階はインテリア雑貨・小物・ソファなどの家具が販売されていて、2階では様々な建築パーツがDIYの意欲を掻き立ててくれたり、注文住宅の相談スペースがあったりします。
是非1度、足を運んでみては如何でしょうか♪
こちらもどんな工務店が運営しているかは、実際の『hauska』さんのホームページより辿って見て下さい!
hauska
福島県いわき市鹿島町御代字赤坂16-6
0120-22-4728
店舗営業状況についてはご自身でご確認下さい。
SHOP.03『Galleria(ガレリア)』新潟市
3つ目に紹介したいのが新潟県新潟市にある『Galleria(ガレリア)』さん。
個人的に今、一番行ってみたい雑貨ショップです。
『Galleria』さんは事務所に併設した雑貨屋であり、お家のアイテムショップです。
ここにしかない小物やDIYに使える雑貨も盛りだくさんということで、おしゃれな雑貨はもちろんですが、家具や建具そして照明など、家づくりに必要なアイテムが勢ぞろい。
「こんなインテリアにしたい」という想いが全部詰まった空間です。
もちろん、材料から自分オリジナルの一品ができる『DIY』コーナーも充実しています。メンズライクな品揃えが個人的にとても好みなので気になるところです。
こちらもどんな工務店が運営しているかは、実際の『Galleria』さんのホームページより辿って見て下さい!
Galleria
新潟市西区小新西3丁目6-3
025-201-7960
店舗営業状況についてはご自身でご確認下さい。
まとめ:地元工務店が運営するインテリアショップは魅力いっぱい!
工務店が運営するインテリア雑貨ショップを探索することで家づくりに新たなアプローチが生まれます。
これを機会に家づくりの視野がもっと広がって頂ければ幸いです。
私は普通の工務店で家を建てましたが、
インテリアショップは建てた後でも参考になります。
純粋なショップ巡りの旅もおすすめ!
『家づくりノート』を作ろう!
家づくりは長期戦!
まずはスロースタートで、じっくり検討する期間が大切です。
『家づくりノート』を作れば、
家族でイメージを共有しながら打ち合わせを進めることが可能!
- 要望や方向性の整理
- 資金計画
- 住宅会社選び
- 土地探し
- 間取り・仕様の比較検討
- 家づくりの希望条件、考え方を整理
- 家族で住まい方のイメージを共有
- 日程や期日など共有スケジュールを確認
- 住宅会社へ明確に伝えやすいくなる
▼家づくりノートの作り方をとことん解説!
それではぜひ、楽しいライフスタイルを !
To Be Continued …