ツーリング途中や目的地で飲むコーヒーが格別に美味しいと知ってるライダーはきっと多いはず。
私もおしゃれな店内でゆっくりと味わうコーヒーはもちろん、テイクアウトで景色を眺めながらのコーヒーも、サッと飲める缶コーヒーも大好きです。
でも1番美味しいと思うコーヒーは、その場で豆から挽いて淹れたコーヒー!
これがツーリングで味わえたらもう最高!
という訳で、アウトドア性が高くて使い勝手の良いコーヒーアイテムを探してみました。
なにせバイクは収納力が無いので、出来るだけコンパクトなアイテムでまとめたいところ。
- コーヒー豆
- コーヒーミル
- ドリッパー
- マグカップ
- 魔法瓶(お湯)
この記事では、屋外でも豆から挽いてコーヒーを淹れたくて仕方がないハーレー乗りの筆者が、荷物少なめで選ぶコーヒーツーリングに最適なアイテムをまとめています。
コーヒー好きなライダーはこの記事を読むことで、ツーリングで使えるアウトドアなコーヒーグッズを見つけることが出来るでしょう!
コーヒーツーリングをやってみよう!持ち運びに適したアイテム選び!
まず初めに、コーヒーツーリングを始めるに際してその要件と必要最低限の道具について。
コーヒーツーリングってなに!?
コーヒーツーリングとは、行先でコーヒーを飲むことを目的としたバイクツーリングです。
テイクアウトのカップコーヒーや自販機の缶コーヒーでも、バイクツーリングのひと時に楽しめるコーヒーブレイクがあれば、それはもう十分にコーヒーツーリングだと言えます。
また、コーヒーショップやライダースカフェを目的地としたツーリングでは、コーヒーと一緒にお店の雰囲気や店員さんとの会話も楽しみたいところ。
そして最も王道なコーヒーツーリングとは、アウトドア気分も併せて自分でドリップして淹れるコーヒーです。
その中でも特に、その場で豆から挽いて淹れるコーヒーを満喫できたら、まさに至高のコーヒーツーリングと言えるでしょう!
あなたもコーヒー沼にハマる。
ツーリング先でコーヒーを淹れる道具
ツーリングの目的地で豆から挽くコーヒーを淹れるには、最低限必要な道具があります。
バイクとは言え、工夫次第でソロキャンプが出来るくらいの積載は可能ですが、だからといって毎度の荷造りが大変なコーヒーツーリングなんて、もはや車で行った方がラク。
気軽にコーヒーツーリングを楽しむためには、小さなバックにもコンパクトに収納が可能なアイテムを選ぶことが重要です。
- 圧倒的に軽量
- 小さな形状
- 折り畳めるか重ね合わせ可能
- 外気に影響を受けにくい造り
- 使い勝手が良い
これらを踏まえた上で、目的地で豆を挽いてコーヒーを味わうためにツーリングで持って行きたいアイテムは以下の通り。
- コーヒー豆
- コーヒーミル
- ドリッパー
- マグカップ
- 魔法瓶(お湯)
なお、バーナーやケトルでお湯を沸かす作業はもはやキャンプなので別記事でまとめるとし、荷物がかさばるとバイクツーリング自体が楽しめなくなるので今回は魔法瓶からチョイスします。
コーヒーツーリングではコーヒー豆を鮮度よく持ち出したい!
まずはお気に入りのコーヒー豆を持ち出そう!
コーヒー豆は空気によって酸化しやすくなって味が変わってしまうので、密閉するにしても一緒に閉じ込める空気量は少ない方が良いです。
キャニスターは携帯性を重視!
現地で淹れたいコーヒーが何杯かにもよりますが、使い切るだけのコーヒー豆をなるべく小さな容器に入れて持ち運ぶのがベター。
自宅用なら直射日光を遮る「お茶っぱ入れ」のような缶がベストですが、アウトドアの携行としてはカバンの中でフタが勝手に開かないか心配です。
ここはあえて「映え」も狙い、コーヒー豆が見える容器でカッコ良く決めましょう!
100円ショップでも全然OK!
写真は100円ショップで見つけた小っちゃい容器ですが、こうしてコーヒー豆を入れてみると値段の割になかなかおしゃれ。
安上がりに要件を満たそうとする一方で、道具としての統一感を出すためにあちこち探し回る苦労があるのは仕方がないところです。
コーヒー豆は深煎りがおすすめ!
一般的に、焙煎(ロースト)したコーヒー豆を用いる際、中煎りや浅煎りに適したお湯の温度は95℃前後、深煎りには85℃くらいと言われています。
そこで、水を現地で沸かさずに魔法瓶のお湯で淹れるコーヒー豆には「シティロースト」や「フルシティロースト」などの「深煎り」がおすすめ。
なぜなら、魔法瓶で数時間保てるお湯の温度は85℃ぐらいが限界だから。
ただし人の好みは教科書通りじゃないし、ツーリングによる疲れ具合に適したローストも人それぞれなので、色んなコーヒー豆で試したいですね!
コーヒーツーリングではアウトドア的なコーヒーミルを楽しもう!
コーヒーミルとはコーヒー豆を挽いて粉状にする器具のことで、電動と手動の2つのタイプがあり、さらに屋内用と、屋外でも使われる事を想定した造りとに分けられます。
もちろん私が探し求めたのは、アウトドアシーンで使い倒せる手動のコーヒーミル。
電動は便利ですが大きいし電源や防水の心配が面倒なので却下。
コーヒーミルで豆を挽く手順
コーヒーミルの使い方はシンプルです。
- フタを開けてコーヒー豆を入れる
- ハンドルを取付けて回す(時計周り)
- 底の筒を抜き出しコーヒー粉を確認
- コーヒー粉をフィルターに移す
あとはお湯を注ぐたけ。
というと簡単そうですが。。
この1つ1つ、とんでもないほど奥が深い!
まず、1人分のコーヒー豆の目安はおよそ10g~12gと言われていますが、これが同じコーヒー豆でも焙煎レベルによって質量が変わるので注意が必要。
浅煎りよりも深煎りの方が焙煎時間が長いので、その分多くの水分が生豆から飛んで豆1コ当たりの質量が軽くなり、ミルにセットする時の見た目のボリュームも変化します。
そして豆は細かく挽くほど苦味が強くなり、粗く挽くほど酸味が出やすくなるので、好みの味を探ってコーヒーミルのネジの調整が必要。
さらにはドリッパーの種類やフィルター、お湯の注ぎ方など、美味しいコーヒーへの道のりはなかなか険しいものです。
試行錯誤の全てを毎回楽しむのもコーヒーツーリングの醍醐味!
ヴィンテージINOX コーヒーミル
私のコーヒーツーリングの相棒となったアイテムは『ヴィンテージINOX コーヒーミル』です。
迷いに迷ってコレを購入しました。
決め手となったのは天然木を採用したハンドルと、使い古しの風合いが心地よいダメージ加工の様なステンレス表面のデザインで、もう多少使いにくくたって良い!って言うぐらい、そのカッコ良さだけで選んだコーヒーミル。
ところがコレがなかなか!
とっても良い感じに豆が挽ける!
臼刃には挽き心地も軽く摩耗もしにくいセラミックを採用してるので、コーヒー本来の風味を金属臭で損なうことはありません。
挽き具合は黒い三角のネジで調整。
右に回せばセラミック刃の隙間が締められて細挽きに、左へ回して隙間を緩めれば粗挽きになるという簡単な調整で、誰でも均一な粒度のコーヒー豆を挽くことが出来ます。
セラミック刃は分解可能で、水洗いしても錆びさせずに清潔に使い続けることができ、さらに公式では替刃だけの販売もしてるのも嬉しいポイント。
しかしセラミック上刃の取り外しが出来ないのは唯一残念!
新品同様にまで手入れするのはちょっと難しい。
それでも!
手のひらに収まるサイズがアウトドアに最適で、所有感を満たしてくれるその質感が堪らない!
重 量(g) | 220 |
サイズ(cm) | Φ4.6 H15.8 W12.9(ハンドル) |
本体材質 | ステンレス鋼 |
臼刃材質 | セラミック製 |
挽き量 | 約17g |
分 解 | 上刃以外 可 |
コーヒーツーリングの雰囲気、爆アゲ!
コーヒーツーリングで使いやすいドリッパーとフィルターを選ぶ!
ミルで粉状に挽いたコーヒー豆をフィルターに移したらお湯を注ぎますが、この時ドリッパーとはフィルターの受け台という解釈でOK。
主にドリッパーにはペーパーフィルターをセットしますが、中にはドリッパーとフィルターが一体となったタイプもあります。
どれも一長一短があるので好みで選びましょう!
コーヒーバネット
平べったく畳めるのが特徴的な、携帯性バツグンのステンレス製ドリッパー「コーヒーバネット」。
持ち運ぶのにこんなに便利な形状はないですね!
ただし携帯性を優先したわずか46gという軽量さゆえ、不安定な場所では強めの風が吹くとカップから落ちちゃいそうなのがちょっと心配。
100円ショップ「ダイソー」で類似品が売ってるのでそれで試してみるのもアリですね。
ペーパーフィルター
ペーパーフィルターの形はドリッパーの形状に合わせて選ぶのが基本です。
台形のペーパーフィルターが合うドリッパーはカリタ製に多く、底の体積が広がる分、コーヒー抽出時間を長くとって、お湯をゆっくり注ぐほど苦味が強調されボディ感のある雑味が少ないコーヒーに。
一方、円錐形のペーパーフィルターが合うのはハリオ製のドリッパーに多く、点に集約される抽出が心地よく酸味を感じさせますが、お湯を早く注ぐと薄めのサッパリとした味に、ゆっくり注ぐと濃いめの味に変化するのが特徴。
気分や好みで変えてみるのも楽しいですが、それよりもドリッパーとフィルターはサイズがマッチしてることがとっても重要です。
リバーズマイクロコーヒードリッパー
私が個人的に自宅で愛用してるのがリバーズの「マイクロコーヒードリッパー」で、ステンレス製のメッシュフィルターが一体となった形状です。
ペーパーフィルターでは透過しない、コーヒー豆の持つ油分もしっかりと抽出してくれるので、なめらかなコーヒーが味わえるのが特徴。
荷物としてややかさ張るかも知れない印象ですが、そもそも小さいので携帯性に問題ないです。
最大の難点は抽出した後のフィルター洗浄で、近くに水道があれば良いですが、そうでない場合はそのまま袋に入れて持ち帰るしかありません。
ワンタッチ式ドリッパー
コーヒーアイテムにそれほど愛着を持てない、もっと簡単にコーヒーを淹れたい!という人には、ドリッパーとフィルターがすべて紙製で一体となった使い捨てタイプがおすすめ。
コーヒーを淹れ終わったら丸っと処分できるのはかなりお手軽で良いですね。
ただし、ケトルなどの細い口から注ぐお湯でも結構むずかしい上に、魔法瓶のように大きな口径からお湯を注ぐとなると激ムズな難易度です。
失敗するとどうなるか?
フィルターが破けてせっかく挽いたコーヒー粉がカップに直接こぼれ落ちたり、何ならドリッパーごとカップの中へ落下することも。
コーヒーツーリングの気分をアゲるお気に入りのカップを見つける!
コーヒーツーリングでコーヒーを飲むと言ったら、そりゃもうマグカップこそが「趣向のすべて」だという人もいるでしょう。
確かにマグカップさえカッコ良かったら、まぁまぁ何を飲んでても美味しそうな雰囲気が出るので見映えも大事な要素かも知れないです!
二重マグカップ(珈琲考具)
私がおすすめしたいのが珈琲考具のマグカップ。
三条刃物鍛冶として有名なものづくりの街「新潟県燕市」に拠点を置く下村企販㈱のブランド「珈琲考具」には、珈琲を楽しむために考えた道具が数多くラインナップしています。
飲み物の温度が変わりにくい珈琲考具の二重ステンレス製マグカップは、口の当たる部分がゆるやかなカーブの形状で飲み口がとてもなめらか。
私は、2023年正月に訪れた東急ハンズ銀座店で珈琲考具の特設コーナーを見かけて、実際に多くの商品を手に取って感じることが出来たのが購入のきっかけでした。
コーヒーツーリングでは秀逸な魔法瓶で手軽にお湯を持ち運びたい!
魔法瓶についても沢山の商品を物色しましたが、アトラス社のTEMPEAK(テンピーク)一択です。
コーヒーツーリングでこれが無かったら、もう現地でお湯を沸かすしかないくらい。
TEMPEAK超保温ボトル(アトラス)
本体の真空断熱二重構造を兼ねた5層の断熱効果と中栓の断熱材を合わせ、6時間後も81℃以上を実現するという超保温力が売りのTEMPEAKシリーズ。
ドリッパーにお湯を注ぐ際、中栓を開ける調節で細い湯出しも出来るのがコーヒーツーリングでは有り難いポイント!
また、内面クリーンミラー加工で汚れが付きにくく、お手入れも簡単という優れものです。
ボトル底側とフタ側には、衝撃を吸収するシリコーンゴムが装着されていて、さらにフタはカップとしても使える嬉しい仕様。
ちなみにコーヒーツーリング用にと最も容量の小さな530㎖をチョイスしてますが、他に750㎖と900㎖サイズがあり、容量が大きくなればなるほど6時間後の温度も高くなります。
ただし実際にはバイクで出発してから6時間も我慢するなんてことはなく、2時間後くらいで楽しむコーヒーツーリングなら温度も90℃弱あるので、容量は小さい方が携帯性が良いと判断。
コレが、豆から挽くコーヒーツーリングで荷物最小アイテム5つ!
人生でそう何度も無いような一大イベントならまだしも、気軽に何度でも楽しみたいコーヒーツーリングなら持ち運ぶ荷物は最小にまとめたいです。
その中で、持って行くアイテムの組み合わせを変えてみるのも新しい発見があって良いかも!
荷物最小なコーヒーアイテム!
ということで、積載能力の少ないハーレーに乗る私が最小の荷物でまとまるようにチョイスしたコーヒーツーリングのスタメンがコチラ!
- コーヒー豆キャニスター(セリア)
- コーヒーミル(ヴィンテージINOX)
- ドリッパー(リバーズ)
- マグカップ230㎖(珈琲考具)
- 魔法瓶530㎖(TEMPEAK)
合わせて持って行きたい便利モノ!
コーヒー豆のガラを入れる小袋やジップ式のビニル袋が数枚あると、後片付けがとっても楽です。
100円ショップでも十分に用を満たす商品が手に入るので、ぜひ一緒に持って行くと良いですよ。
さぁコーヒーツーリングへ行こう!
コーヒーショップのテイクアウトや自販機の缶コーヒーも美味しいですが、本格的に自分で豆から挽いたコーヒーなら、コーヒーツーリングがもっと楽しくなるでしょう!
さらに今回ピックアップしたアイテムは自宅でも楽しめるので、コーヒー好きなら揃えておきたいコーヒーセットでもあります!
じゃ、そろそろコーヒー飲みに出掛けますか?
そして!
インナーにプロテクターを着れば好きな格好でバイクに乗れるので、コーヒーツーリングもますます楽しくなりますよ!
さらに!
普段着のバイクファッションなら、Ray-Banのサングラス選びだってますます楽しくなります!
たとえ初心者でも『大人のバイクライフ』を存分に楽める!
バイクに乗って何がしたいか?
って結構大切なことですよね!?
バイクは移動自体が楽しい乗り物ですが、どのルートを通ってどこへ向かうのか、目的地で何がしたいのかも合わせると楽しみが尽きません。
バイクガレージを作ろう!
バイクの楽しさの1つにメンテナンスやカスタムがありますが、バイクを格納するガレージがあればバイクライフはもっと豊かになります。
ガレージライフを満喫しよう!
そしてガレージ自体が暮らしと楽しさの拠点に!
これからの家づくりはガレージライフを中心に検討するのがおすすめ!
それではぜひ、楽しいライフスタイルを !
To Be Continued …