タマホーム。
20代からマイホームの夢を叶えてくれる、言わずと知れた超有名ハウスメーカーです。
SNSには参考になる口コミが沢山あります。
一方で印象の悪かった人の方が口コミを書き込む傾向にあるのも事実で、ハウスメーカーに限らずどんな商品でも良い評判よりも悪い評判の方が目立ってしまいがち。
当ブログでも過去に『すべてを満たす住宅会社はない!依頼先はデメリットの超越で選ぼう!』の記事で触れましたが、どんな選択肢にも必ずデメリットは付き物です。
しかしながら自分で判断したつもりの根拠が、口コミだけというのは少しもったいない。
せっかくなら、もっと視野と行動範囲を広げてみてはいかがでしょうか。
この記事では、タマホームの検討に口コミしか判断材料がないという方へ向けて、タマホームの事業の1つである戸建分譲住宅の見学を取り入れてみることをおススメしています。
- 現実的な間取りを学べる
- 実勢価格が把握できる
- 地元施工業者の技量が分かる
- オプション有無のイメージが湧く
- 土地活用の提案に期待できる
住宅展示場やモデルハウスは、ある意味「夢と魔法の国」です。
しかし同じ会社がやっている分譲住宅なら実情にあった参考と成り得ます。
なぜなら、その価格で実際に販売されているから。
この記事を読む事で、口コミ以外に自分の判断でタマホームを検討する基準を追加で得られます。
タマホームは新築だけじゃない!分譲住宅事業にも着目してみよう!
分譲住宅とは、土地の分譲と建売住宅(たてうり-じゅうたく)とを合わせた住宅販売の形式です。
1つの空き地に1つの住宅が建てられた販売形式が一般的な建売住宅であるのに対し、まとまった土地を複数に区画・整備した上で建売住宅を販売しているのが分譲住宅。
似たような言葉で分譲宅地がありますが、こちらは土地だけの分譲販売を指します。
なお分譲宅地は、定めた期間内に決められた住宅会社で着工してね!という建築条件付きの場合も多いのが特徴。
今回ご紹介するのはタマホームの分譲住宅です。
全国とは言っても不動産情報なので、どうしても確認はその都度必要です。
2022年2月10日時点では、秋田・群馬・山梨・鳥取・島根・高知・宮崎・沖縄に物件はありません。
上手いこと現住所の近くに物件があればベストですが、県内範囲くらいであれば多少遠くても行って見る価値があると思います。
特に最近は意地悪ウイルスの影響でどこにも出かけられない、あるいはどこへ行っても密になってて嫌だという場合でも、物件見学なら比較的安心で、かつドライブがてら足を運びやすいのではないでしょうか。
なぜ、タマホームでの家づくりの検討に分譲住宅が参考になるのか?
タマホームの主力ブランドには『大安心の家』や『木麗な家』などがあります。
住宅展示場モデルハウスでもその雄大な外観が目を引きますが、実際にタマホームで家を建てるとしたらモデルハウスの様にはいきません。
もっとも参考となる家づくりは、実際に建てた人の中から自分と近しいプランのお家を拝見させてもらって、さらに図面や仕様書、見積書や契約書に至るまで全てを見せてもらうことです。
しかしそんなシチュエーション、実際にはかなりの無理ゲー。
そこで、もっと広範囲に再現性の高い家づくりの参考として、同一会社の運営する分譲住宅で補完しましょ、というのが今回の主旨です。
- 現実的な間取りを学べる
- 実勢価格が把握できる
- 地元施工業者の技量が分かる
- オプション有無のイメージが湧く
- 土地活用の提案に期待できる
①現実的な間取りを学べる
夢が膨らむモデルハウスとは違って、私たちにとってかなり身近な間取りを体感することが出来ます。
それは建物や部屋のサイズ感、住宅設備機器(ユニットバスやキッチン等)のグレード、内装の仕上げ、外壁や屋根に至るまで、モデルハウスとはまた違った雰囲気も感じられます。
真似したいアイディアもあるだろうし、ちょっとココを変えたいなと思う所もあるでしょう。
しかし総じて思いのほか「結構良くない!?」「これで十分じゃん!」といった印象を抱くかも!?
そこは分譲住宅とは言え、超有名ハウスメーカーが子会社でもなく同一名称で展開している住宅。
新築販売のイメージダウンにつながる様な住宅は売っていないでしょう。
注文住宅の家づくりで培ったノウハウが暮らしをイメージさせてくれます。
②実勢価格を把握できる
土地を含めた価格なのでとても魅力的に感じます。
しかし、それは注文住宅と分けて捉えなくてはなりません。
分譲住宅は、注文住宅よりも絶対的に価格が安いという点を忘れないで下さい。
なぜなら分譲住宅は、客との打合せが一切なく建築されている点も含めて効率化を図れているから。
決して分譲住宅で見た住宅と同じ建物が同等の価格で注文できる訳ではありません。
それにしても実際に売られている価格と建物に触れられるのは良い機会であるはず。
少なくともタマホームで家づくりを考えている人にとっては、決して無駄な確認ではありません。
③地元施工業者の技量が分かる
タマホームに限らずハウスメーカーの多くは、実際の施工を地元工務店に発注していたりします。
それは一部であったり全部であったりしますが、プレハブ系ユニット構造とは異なり、タマホームの様な木造在来軸組工法は地元工務店による施工の割合が大きいです。
つまりタマホームの分譲住宅の見学では、注文住宅を建てる予定地域の工務店の施工力も推し量ることが出来るという訳です。
とは言っても、私たち素人がパッと見で工事の良し悪しを簡単に判断できないのも事実です。
目に見える範囲なんてちゃんとしているのが普通。
それでも断熱性と省エネ性は肌で感じてみたいので、見学させてもらう時期はめっちゃ寒い季節か、くっそ暑い時期をおススメします。
なお、感想や意見については、あくまで注文住宅の方で打ち合わせや相談に活かしましょう。
④仕様の違いで注文住宅をイメージできる
ハウスメーカーの住宅には「標準仕様」と「オプション」とがあります。
タマホームも例外ではありません。
タマホームの標準仕様はホームページから確認できますが、注文住宅と分譲住宅とでは当然その範囲が異なるので、注意も必要です。
例えばタマホームの主力ブランド『大安心の家』の標準仕様を公式HPから抜粋してみます。
現地でスマホからHPを確認してみると、より注文住宅へのイメージが付きやすくなります。
- 長期優良住宅対応
- 耐震性等級3
- 断熱等性能基準等級4
- 住宅瑕疵担保責任保険
- シロアリ10年補償
- ベタ基礎工法
- LIXIL(1620・1818)
- 換気暖房乾燥機
- サーモフロア
- フラットラインLED照明
- 断熱浴槽
- 保温性能付き浴槽
- 広々浴槽サイズ
- 出入口段差なし
- 腰掛けスペース
★システムバスの仕様はコチラの記事で解説!
⑤土地選定の提案に期待できる
タマホームが多くの方に支持されて受注棟数を伸ばし続けて来た背景には、きっと土地探しの能力も関係している事でしょう。
なぜなら、施主が納得する土地があってこそ初めて住宅が着工するから。
まさか毎年10,000人以上の施主が全員、自分で土地を探してきた訳ではないはず。
タマホームは、家づくりと連動して土地選定についても力強いという訳です。
この点が他のローコスト住宅と一括りに出来ないコスパ最強たる所以。
となると、道路面と敷地形状・面積から考えられる最適な建物形状について、暮らしやすさの提案に期待が高まるのではないでしょうか。
分譲住宅の見学では、実状的な敷地・隣地の間隔などを体感しておきたいところです。
※分譲住宅を見学する注意点
新築販売と分譲住宅とでは、部署も担当者も異なります。
新築で検討しているのにも関わらず、分譲住宅を見学してみたいというのは、分譲住宅の担当者からしたら「ただの冷やかし」でしかありません。
冷やかしだと思われたら有益な情報が得られない可能性も高いです。
アカデミー賞級の演技力でも無ければ、しれっと分譲住宅の窓口から気のある素振りで見学するよりも、新築販売の担当者から見学を取り次いでもらった方がより信頼関係を深める事が出来るでしょう。
もし新築担当者に取り次いで貰えなかったら!?
その時はタマホームを検討する優先順位を下げれば良いだけ。
別に失うものはありません。
正直ベースでいかないと、お互いに不幸です。
タマホームで家づくりをする為に必要なアプローチについて
①ホームページを見る
まだタマホームをよく知らない人は、まずは公式HPを眺めてみる事をおススメします。
様々な住宅商品タイプについて、その性能や標準仕様など色々と確認が出来ます。
また資料請求などのお問合わせも可能です。
どのハウスメーカーで悩んでも一緒ですが、公式HPでその会社を十分に理解しておかないと、その後の打ち合わせや比較検討に活かせません。
②モデルハウス展示場へ行く
ある程度タマホームに興味が持てた人は、モデルハウスへ行ってみましょう。
公式HP「全国の店舗一覧」より、最寄りの住宅展示場・モデルハウスへのアクセスを調べる事が出来ます。
モデルハウスへ行ってみることで、タマホームを最大限に感じることが出来ます。
また、HPから予約して行くと「キャンペーン」恩恵も受けられます。
③家づくり無料サイトへ申し込み
まだちょっと営業担当者と会うのは気が引けるという方には、無料でカタログ・資料がまとめて貰うことが可能なサービスがおすすめ。
カタログ・資料一括請求サービスの中には、間取りプランや概算見積を作成してくれるサイトもあります。
ハウスメーカーへ資料請求する際は、各社のHPから毎回個人情報を入力するのが面倒であれば、一括お取り寄せサービスが便利です!
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あとがき:タマホームの決定的な弱点をどう超越できるかが『カギ』!
例えば、200万円台の国産コンパクト車と言ったらなかなかの高級グレードです。
筆者の様な層はこれでだいぶ満足したカーライフが送れます。
しかし外車ブランドが良いとこだわる人もいます。
決して1,000万円以上の最高級グレードではなく、500万円台でもとにかくその外車ブランドが欲しいという層。
どちらにもそれぞれ感じる幸せがあるでしょう。
家づくりも似ています。
たとえ建坪50未満でも、とにかく大手ハウスメーカーで建てたい人。
あるいは建坪30くらいで、コンパクトに無理なく快適なライフスタイルを送っている人。
そこで気になるのが、タマホームの決定的な弱点、
それはブランド力が低いと”思われている“こと。
品質が低いとかデザイン性が低いとか、普遍的に推し量れたものではなく、
ただ、そう”思われている”こと。
それが私たちの家づくりにおいて実に勿体ない機会損失だと考えています。
念のために申し上げますが、大手ハウスメーカーでも担当者次第でいくらでも不満な事ありますよ。
少なくとも大金持ちでないのであれば、タマホームを選択肢から外すメリットは無いです。
私は比較してさらに安い地元工務店で家を建てましたが、タマホームは最後まで魅力的でした。
『家づくりノート』を作ろう!
家づくりは長期戦!
まずはスロースタートで、じっくり検討する期間が大切です。
『家づくりノート』を作れば、
家族でイメージを共有しながら打ち合わせを進めることが可能!
- 要望や方向性の整理
- 資金計画
- 住宅会社選び
- 土地探し
- 間取り・仕様の比較検討
- 家づくりの希望条件、考え方を整理
- 家族で住まい方のイメージを共有
- 日程や期日など共有スケジュールを確認
- 住宅会社へ明確に伝えやすいくなる
▼家づくりノートの作り方をとことん解説!
それではぜひ、楽しいライフスタイルを !
To Be Continued …